HIS研究発表会 2007年5月20日
in名古屋(主幹:ごきそレディスクリニック)
テーマ『災害対策』
発表者 豊田純子
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@ごきそレディスクリニック事務長の豊田です。 |
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Aたくさん本も読み、家族を守るお母さんの立場と同じだと結論しました。 これなら3人の母であり主婦歴30年の私にぴったりです。 |
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C年2回の消防法に基ずく、避難訓練には、 避難経路、マニュアル作成、消火器の扱い、館内放送の確認、等の反省点が毎回出ますが、 業務に追われ、ついそのままになっているところが多いです。 |
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DHISの発表というこの機会に災害対策委員を中心にスタッフ全員から意見を集めました。 |
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E受付からは、壁面天井までのカルテ棚、放送設備が頭上にあること、コピー機、パソコンの転倒が問題になりました。 外来看護師からはパソコン、周辺機器の転倒、薬品棚の戸、 病棟看護師からは配線コード、ガラス戸の飛散、 看護助手からは避難経路のスチール棚、ロッカーの固定等危険箇所が多数浮かび上がりました。 夫々の立場でチェックするといいですね。 私は入院患者様のお部屋に伺い安全確認。赤ちゃんに優しい病院では母子同室が原則です。テーブル、椅子、ベビーベッド、 冷蔵庫。避難路は大丈夫?母の視点でチェックです。 |
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Fガラス窓は網入りではありますが、飛散防止シートをはり、 ロッカー、家具の固定、パソコンは耐震シートとスタッフが 案を出し、できることから改善しました。 |
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G電子カルテ導入でいらなくなったカルテ棚は撤去し避難路の確保、音響設備は下に移動し、落下の危機を回避しました。 |
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H地震はいつ起きるかわかりません。無防備で寝ているときは特に危険です。ベッドの頭上周りに物がないかは一番大切です。 |
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Iエアコン、額、花瓶の配置をなおしました。 以前から重い扉は避難路確保のために引き戸へ、家具は作りつけとし、 |
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J散らばりやすいクッション類は一まとめに。 赤ちゃんに優しい病院では、赤ちゃんはほぼ終日同床添い乳を楽しんでいます。 スタッフの意見でセミダブルとしてみました。もうひとつのお部屋は家具の中にベビーコットを埋め込みました。 これならゆれても大丈夫。 |
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K各病室の防災グッズです。その中の手作り抱っこ紐は赤ちゃんをいれて片手を空けて逃げられるので安全です。 |
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L産褥に看護師やアテンダントが、抱っこ紐の使い方の指導をしています。 |
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M毎日の食事時間にビストロばぶちゃんまで練習です。 |
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N日ごろから慣れていれば、いざという時安全です。 赤ちゃんと一体感があり人気も高いです。 |
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Oその他、携帯ラジオ、ろうそく、予備電池、自家発電、 簡易トイレ。 阪神淡路大震災の経験スタッフからの新聞紙、黒のゴミ袋が利用できることを知り、設置することにしました。 備蓄品もせっかくそろえても、その部屋が倒壊していまうおそれがあり、何箇所かにわけて収納することにしました。 |
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Pすべてのスタッフが対応できるように表にしました。 備蓄といえばカンパンですが、カンパンだけでは、力がわいてきませんね。 |
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Qそこで当院では患者様のニーズに答えられる備蓄が必要と考え お水、お茶、水を入れて食べられる食材など患者様、スタッフの3日分を準備しました。 事務長としても経費も考えなくてはいけません。 そこは主婦の多い職場です。たくさんアイディアがでました。 ホカロンで温めるレトルト食品はおいしく、経費が安いこと。 災害グッズのお店だけでなく、アウトドア用品のサイトでも購入できることなど。 試食会もしました。 試食会の一番人気はトクスイコーポレーションの マフィンタイプのパンの缶詰 315円でした。 スタッフと意見交換しながらその時のために万全な備えを考えています。 まだまだ問題はありますが、ひとつずつクリアしていきます。 |
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R今回たくさんお貴重な発表をいただき、HIS災害モデルができたらいいなと思います。 お願いします。御静聴ありがとうございました |